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薬剤師の転職事情と市場の環境は?

薬剤師も看護師や医師と同様に人材が不足している医療業界の有資格者職です。東京は自然と人が集まるから薬剤師が足りている企業も多いのですが、地方はかなりの薬剤師が不足していて薬局を閉鎖せざるを得ない店舗も多く存在します。地方ほど高齢化が進んでおり治療や薬物処方を求められている環境です。

 

薬剤師転職について基礎知識となる部分を調べました。

 

 

■薬剤師有資格者数

 

薬剤師は医師とほぼ同数の資格保有者がいる職業です。

  • 看護師人口: 約877,000人※
  • 医師人口: 約286,000人
  • 薬剤師人口: 276,517人
  • 歯科衛生士: 約96,400人
  • 歯科技工士人口: 約35,300人
  • 保健師人口: 約43,400人
  • 助産師人口: 約27,700人
  • (参考:平成22年厚生労働省)

 

※看護師については、資格保有者数は累計200万人を超えると言われております。看護師就業人口140万人(正看護師約100万人、准看護師約40万人)となっております。資格保有者の就業率は67%で残り33%に該当する60万人以上が潜在看護師と言われていますが正確な数は把握できていません。

 

 

 

■薬剤師の勤務先

 

薬剤師数276,517人(内訳:男性39.1%、女性60.9%)の勤務先は薬局が圧倒的に多く、半数以上を占めています。

 

勤務先

  1. 薬局 145,603人(52.7%)、
  2. 病院・診療所 52,013人(18.8%)
  3. 医薬品関係企業 47,256人(17%)
  4. 大学 7,538人(5.2%)、
  5. 衛生行政機関又は保健衛生施設6,303人(2.3%)

 

余談ですが、薬剤師求人サイトに登録している薬剤師は薬局勤務者が80%と大多数を占めています。薬局勤務者は管理薬剤師になれる環境に転職をしたい、同じ調剤の業務ならもっと給料をもらえる企業に転職したいという意向があるようです。

 

一方で病院薬剤師は募集枠も少なく人気の職場のため、一度病院薬剤師になると辞める人は少ないようです。辞めるケースは人間関係に悩むことが一番多くなっています。

 

製薬会社などの企業に入社した薬剤師は高給与の職場であることと、調剤経験が少ないため薬局への転職は避けるという理由で、転職するとしても製薬会社を希望するケースが多い傾向です。

 

 

 

■離職率

 

薬剤師の離職率について、平成23年度厚生省調べによると、薬剤師の平均離職率は9%(パート薬剤師は21%)となっており、全業種の平均離職率16.4%と比較すると実は薬剤師の離職率は低い事が分かりました。一般企業の新卒入社社員やサラリーマン営業職は離職率30%を超えるケースもあります。

 

薬剤師の平均勤続年数は7.2年
特に薬剤師は、数年前の6年制大学卒業者の働くモチベーションは高い傾向です。非常に高額な学費を払って取得した薬剤師資格を生かしたいというのと、奨学金で卒業したケースも多く返済のために短期間での転職は履歴書が不利になるためと言われています。

 

 

 

■薬剤師を採用する事業所数

 

  • 薬局 56,516箇所
  • ドラックストア 16,259店舗
  • 病院 8,739箇所
  • 薬学系大学 73校(国立:14校、公立:3校、私立:56校)
  • 製薬会社 380社

全国合計の薬局店舗数は、主要10社の全国コンビニエンスストア店舗数46,905店舗を1万店多く存在しています。実際に薬局勤務の薬剤師数は145,603人なので1店舗平均2.5人の配置となります。
処方箋枚数が月1000枚未満の店舗は1名の薬剤師を配置のケースもあるため店舗によって薬剤師を配置数のバラつきは大きいと思われます。

 

 

 

 

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