薬剤師職務経歴書の書き方
薬剤師転職で面接に必要なものは、履歴書、薬剤師免許、職務経歴書です。履歴書は分かるけど職務経歴書のことは分からないという話をよく聞きます。
職務経歴書は、今までの薬剤師業務のことを詳しく相手に伝えるためのものです。
(履歴書はあなた自身のことを伝える身分証明ですので、職務経歴書は全く別物なのです。)
職務経歴書の記入ポイント
業務で得たスキルや経験と、業務を通じて身に付けたコミュニケーション能力の両方をしっかりアピールできると良いでしょう。
薬剤師の業務は今後ますます多岐に渡っていきます。薬物を扱える専門資格の薬剤師という立場から、高齢化社会の到来で地域に密着した業務も増加していきます。調剤業務だけでなく、医薬品管理、在宅調剤、服薬指導能力、そして患者から正確な情報をヒアリングできるコミュニケーション能力が求められています。
応募企業で必要とされる能力を企業ホームページや求人情報から把握して、自分が入社することで生かせる知識や経験を記載しましょう。
医薬品知識だけではなく、患者と接してきた具体的エピソードや接客の心構えなどヒューマンスキルもアピールをしましょう。
パソコンで作って印刷しても大丈夫?
>> 職務経歴書はパソコン作成でOKです。ワードで作成することが多いです。
職務経歴書サンプル例
職務経歴書
平成26年○月○日
氏名○○ ○○
勤務先会社名 株式会社○○薬局
経験期間 2009年×月 〜 (現在就業中)
勤務先業種 調剤薬局
勤務先資本金 1500万円
勤務先従業員数 20名以上
経験職種 薬剤師
雇用形態 正社員
役職 なし
職務内容
2009年4月 株式会社○○薬局入社
■事業内容
処方せん調剤業務
■従業員数
正社員20名、パート従業員8名
(内、正社員薬剤師在籍数13名)
■主な処方科目
内科、皮膚科、眼科、小児科
2009年4月〜現在
■担当業務
・処方せんに基づく調剤・投薬・薬歴管理
・レセプトの請求・修正
・MR・MSから医薬品情報収集と仕入価格交渉
・在庫管理
■対応処方せん数
一日平均150枚
■使用薬品数
2000種以上
■業務実績
(接客サービス)
薬剤師の調剤業務だけではなく、薬局に来店される患者様に対して接客サービスを心掛けた。病気や怪我による患者様の不安を解消する接客を心がけ、一方的な話にならないよう細心の注意を払い対応。高齢の患者様の来店だけでなく、お子様連れの親御さんなど幅広い層になるため、症状や年齢に応じて分かりやすい服薬指導の実施。
(調剤業務)
医師の処方せんに基づき正確で迅速に調合しながらも、調剤ミス防止のためにスタッフ間の連携による処方せんチェック体制を確立。
(マニュアル作成)
業務フローのマニュアル作成を推進し、無駄の削減と業務スピードの効率化。誰が対応しても同じクウォリティの接客対応を実現。
(在庫管理)
無駄の廃止と業務効率化のために、全在庫リストの作成と共に棚割改善を行い、余剰在庫を削減。
(社内勉強会実施)
改正薬事法の受講後、社内にて勉強会を開催し全員へ知識の共有。
志望動機
経験してきた調剤経験と接客サービスを、さらに高めたいと考えております。今後はさらに医薬品知識を増やし専門性を高めて、来店される患者様への正確な情報提供、貴社の事業の発展に貢献したく志望しました。
以上
Next 薬剤師の面接対策 >>