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これからの薬剤師に求められる能力とは

薬剤師になるために勉強して大学を卒業し、薬学の世界で頑張っていこうとしている薬剤師の方々も実は、みなさんどこか将来の薬剤師のあり方について不安を抱えているようです。

 

2009年までに4年制薬学部を卒業した薬剤師の方々は、2012年から6年制薬剤師が市場に出てきて多少の焦りもある方もいらっしゃると思います。薬学部も在学生も増加しているので、今後の薬剤師は加速度的に増加していきます。

 

ただ、しっかりこれからの薬剤師に求められる役割を理解し、しっかりその能力を身に付けていけば何も恐れることはありません。国家資格である薬剤師の専門知識はこれからの超高齢化社会で必ず必要とされます。

 

薬剤師と患者のコミュニケーションが今後のカギ

 

診療報酬改定で病院経営や看護師の事が大きく取り上げられますが、薬価改定で薬剤師がそこまで大きく取り上げられるかというとそうでもありません。看護師に比べ薬剤師の絶対数が少ないというのもありますが、薬剤師の立ち位置や存在が一番最後に位置付けられていることが大きな課題だと思われます。

 

どうしても治療が終わってからの薬の処方になりますので、患者は医師、看護師、薬剤師の順に関わることになります。しかし、それぞれが専門職であるにも関わらず、患者の医師と看護師に対する接し方と薬剤師に対する接し方は大きく異なります。むしろ「薬剤師」というよりも「薬局」と言ったほうがしっくりくるのかもしれません。

 

薬剤師の特長として、非常に勉強熱心ではあるのですがアウトプットがあまり上手でないように見受けられます。
専門知識は他のどの職種にも負けないくらいの頭脳がありますので、それをどう上手く伝えていくのか、つまり患者や他職種と上手く接していけるのかがこれからの薬剤師に求められる一番大きなファクターとなります。

 

薬剤師の知識は専門的すぎて、残念ながらそのまま話すのでは他の人には理解ができません。
むしろ薬剤師に必要なのは患者の状態を的確に把握するためのヒアリング能力です。患者の状態を正確にヒアリングできたら、専門知識を生かして最適な薬を処方してあげることが重要です。

 

医療業界、看護師業界も在宅にシフトしていき、訪問看護師の需要が2025年に向けてますます増加します。試算によると2025年までに訪問看護師が17万人不足しているとも言われています。
薬剤師も地域医療チームの一員として訪問薬剤師の需要が高まります。薬の配達員としてではなく、先ほどのヒアリングで患者のことを把握し、適切な薬の処方と医療チームへのフードバックが薬剤師に求められる能力です。

 

 


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